滅菌・衛生管理について

国会でも取り上げられたことがありますが、実は、タービンなど歯を削る器具の滅菌を患者様毎に行なっている歯科医院は全体の10%以下となっています。当院では、滅菌・衛生管理を非常に重視しており、治療器具の滅菌だけでなく、徹底した衛生管理体制を取っています。

スタンダードプリコーション

当院では、徹底した院内感染対策を行っています。当院では、すべての患者様に安全な治療環境を提供するために、「スタンダードプリコーション(標準予防策)」を徹底しています。スタンダードプリコーションとは、感染症の有無に関わらず、すべての患者様を対象に行う感染対策の基本であり、医療従事者と患者様の双方を感染リスクから守るための重要な指針です。 治療器具はすべ*高圧蒸気滅菌(オートクレーブ)で滅菌を施し、使い捨て可能なものはディスポーザブル製品を採用。口腔外バキュームを使用して診療室内の飛沫を最小限に抑え、診療チェアや手指の消毒も徹底しています。また、高性能な空気清浄機を導入し、ウイルスや細菌の拡散を防ぐ環境を整えています。 患者様に安心して治療を受けていただけるよう、感染リスクを最小限に抑える取り組みを今後も強化してまいります。

当院の滅菌・衛生管理

当院では、滅菌・衛生管理を徹底して行っております。

  • 治療器具は、滅菌バッグに入れ、患者様ごとに滅菌しています。
  • 治療器具の滅菌は、ヨーロッパ最高基準「クラスB」の滅菌器を使用しております。
  • 歯を削る機械はしっかり滅菌して患者様毎に交換しています。

クラスB滅菌器

オートクレーブ(クラスB)

当院では「クラスB滅菌器」を導入しています。近年、国内の歯科医療界では院内感染予防について、より多くを求められるようになってきましたが、当院では、「ヨーロッパ規格EN13060」の最高基準「クラスB」の条件を満たした滅菌器を導入しています。

  • クラスB ・・・ 大型の高圧蒸気滅菌器の規格に準拠したもっとも高性能な滅菌器です。
  • クラスS ・・・ クラスBに次ぐ性能で、大抵の器具はクラスSの滅菌器でも対応が可能です。
  • クラスN ・・・ 包装されていない固形器具に対して使用可能な滅菌器です。滅菌後は保管せずに使用しなければなりません。多くの歯科医院ではこのクラスNの滅菌器が導入されています。

スリーウェイシリンジ

エアーや水が出るスリーウェイシリンジは、唾液が付着したり粘膜に触れたりします。当院では、患者様ごとに新しいスリーウェイシリンジに交換し、使用後はオートクレーブで滅菌しています。 

口腔外バキューム

当院では「口腔外バキューム」を導入しています。口腔外バキュームは、歯を削る際の粉塵などが空気中に舞わないよう強力に吸い込んで、飛散を防ぎます。