精密治療（再治療を避ける）

精密治療 ～ 再治療を避けるためにも必須

1. 再治療の主な原因とは？

二次むし歯（補綴物の下で進行するむし歯）

詰め物や被せ物の適合性が低いと、時間の経過とともに歯と補綴物の間に微細な隙間が生じ、そこから細菌が侵入することで二次むし歯が発生します。特に金属製の補綴物では、接着強度が十分でないと、長期間の使用で適合が悪くなることがあります。適切な接着処理が施されていない場合、むし歯が発生しやすくなり、再治療が必要になります。

• 詰め物や被せ物と歯の間に隙間ができると細菌が侵入しやすい
• 金属製の補綴物は適合精度が低い
• 接着処理が不十分だと補綴物が外れやすくなる

根管治療の不完全な処置

根管治療は、歯の内部の細菌を徹底的に除去し、密封することで再感染を防ぐ治療ですが、適切な器具や技術が用いられないと、感染源を完全に除去できず、治療後に炎症が再発することがあります。

• 肉眼では細かい根管構造を確認しにくいため、感染源が残りやすい
• ラバーダム防湿を行わないと、治療中に細菌が侵入しやすい
• 根管充填が不完全だと再感染のリスクが高まる

咬合（噛み合わせ）の不調和

詰め物や被せ物の高さが適切でない場合、噛み合わせのバランスが崩れ、歯に過度な負担がかかることがあります。特に歯ぎしりや食いしばりがある場合、不適切な補綴物は破損しやすくなり、最悪の場合、歯の破折につながることもあります。

• 咬合のバランスが崩れると、一部の歯に過度な負荷がかかる
• 歯ぎしりや食いしばりにより、補綴物が破損しやすくなる
• 適切な高さに調整されていないと、顎関節にも影響が及ぶ

2. 再治療を避けるために必要な「精密治療」とは？

マイクロスコープ（歯科用顕微鏡）を使用した精密な処置

マイクロスコープを使用することで、肉眼では見えない細かい部分まで確認しながら治療を行うことが可能になります。特に根管治療においては、複雑な根管構造を詳細に把握し、感染源を完全に除去することが重要です。

• 根管内の構造を拡大視野で正確に確認できる
• 感染源を確実に取り除き、再治療のリスクを低減
• 削る部分を最小限に抑え、健康な歯質をできるだけ保存する

ラバーダム防湿を用いた無菌的な治療

ラバーダム防湿は、治療する歯をゴムのシートで覆い、唾液や細菌の侵入を防ぐための処置です。特に根管治療においては、ラバーダムを使用することで、細菌の混入を防ぎ、治療後の感染リスクを大幅に低減できます。

• 治療中の細菌感染を防ぎ、治療成功率を向上させる
• 唾液の混入を防ぐことで、根管充填の精度を高める
• 無菌的な環境で治療を行うことで、長期的な歯の保存が可能になる

接着処理の徹底（適切なセメントとボンディング技術の使用）

詰め物や被せ物の接着精度が低いと、隙間から細菌が侵入し、二次むし歯の原因となります。レジンセメントを使用することで、補綴物の強固な接着性を確保できます。

• レジンセメントを使用することで、補綴物の長期的な安定性を向上
• シランカップリング処理を施すことで、セラミックの接着強度を高める
• 10-MDP系ボンディング剤を活用し、接着の耐久性を向上させる

3. 当院の「精密治療」の特徴

当院では、すべての精密治療において、最新の設備と技術を駆使し、再治療を防ぐための高精度な処置を提供しています。

• マイクロスコープを活用し、肉眼では見えない部分まで精密に治療
• ラバーダム防湿を必須とし、無菌的な環境での治療を徹底
• 高品質な接着材料を使用し、補綴物の適合精度を最大限に高める
• 歯を可能な限り削らず、長期的に保存できる治療計画を実施

4. まとめ ～ 再治療を避けるために「精密治療」を選ぶべき理由

再治療を避けるためには、最初の治療の精度を最大限に高めることが重要です。一度の治療で確実に処置を行うことで、長期的に健康な歯を維持することが可能になります。

• 精密治療を行うことで、再治療のリスクを最小限に抑えられる
• マイクロスコープやラバーダムを活用することで、治療の成功率を向上
• 当院では、最先端の設備を用いた精密治療を提供し、患者様の歯を長く守ることに注力

「再治療を避けたい」「歯をできるだけ長持ちさせたい」とお考えの方は、ぜひ当院の精密治療をご検討ください。

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