さて、今月は治療の後に起こりうるトラブルのお話です。歯医者に行くきっかけの中で一番多い、歯の痛みについて取り上げてみましょう。
虫歯の治療は、何もしなくてもズキズキと痛む場合は神経を取らなくてはなりませんが冷たいものがしみる程度ならば、神経を残すことができます。神経を取らずに治療をする場合は、麻酔をして虫歯の部分を削って詰め物をします。
詰め物を入れる治療をしたのに、冷たいものがしみた経験はありませんか?これは金属が熱をよく伝えてしまうことが原因なのですが、2ヶ月くらいでしみなくなることがほとんどです。
また、治療の後にズキズキとした痛みが出てしまう場合がまれにありますが、このときには神経をとる治療が必要になります。いずれにしても、痛みが慢性化しないうちに早めの治療を心がけることが、歯へのダメージと出費を最小限に押さえるコツといえるでしょう。
来月も引き続き、治療後の痛みについてお話しします。
(2004. 11/30)